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開催報告:インターナショナルオープンデータデイ2015

株式会社アスコエパートナーズは2015年2月21日(土曜日)に、「International Open Data Day 2015」(以下、インターナショナルオープンデータデイ2015)の一環となるイベントを開催しました。

「インターナショナルオープンデータデイ2015」は、各国や各都市などの公共機関が取り組んでいるオープンデータ政策の祭典です。誰もが自由に使うことができるデータの利用を促進するためのイベントが、世界各地で同日開催されます。日本でも2013年の8会場を皮切りに、2014年は32会場、そして2015年は62会場で行われました。

虎ノ門のアスコエパートナーズ本社と、神戸市・横浜市(生駒市)・川口市を接続した「子育てタウン会場」では、ユニバーサルメニュー普及協会の協力のもと2つの挑戦をいたしました。

1つは、「制度・サービス情報のデータ化」への挑戦です。オープンデータでは従来、統計や位置情報などの公開が多く公開されてきました。一方でサービスや制度などの統合的な情報には、ほとんど手がついていません。本イベントでの取り組みにより、この分野に新たな先鞭をつけることができたと考えられます。

もう1つは「官民共通の制度・サービス情報基盤の構築」です。公共サービスと民間サービスは仕様の違いから、同じデータベースに載ることがほとんどありませんでした。しかし子育て中の家族が利用できる支援サービスであれば、同じように使えるのが理想です。本イベントでは、株式会社日本航空株式会社様にご提供いただいた実際のデータを使用してこの課題の解決を試みました。

イベントは2部構成で開催されました。第1部ではIPA共通語彙基盤をベースに、オープンデータ開発作業のデータソンに取り組みました。「子育てタウン」の行政サービスデータと、日本航空の「ベビーおでかけサポート」のデータを例として取り上げ、官公庁のサービスと民間サービスを共通プラットフォームに載せるためのデータ構造を策定しています。

第2部では神戸・横浜・川口各自治体のオープンデータご担当者を交え、第1部の成果を振り返りながら、利活用の促進と普及のために取り組むべき課題などについて検討。実務に即した活発な議論が交わされました。

  • 【イベントページ(終了)】
    子育て支援「サービス」をオープンデータに!(「オープンデータデイ2015」Webサイト イベント案内ページ)はこちら:
  • http://odd15.okfn.jp/kosodatetown/

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